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聞きましょうね… [ひとりごと]

この業界、ぺらぺらと外国語をしゃべれる人がごろごろしています。

だけど、しゃべれるから仕事がうまくいくかというと、どうもそうじゃないみたいです。

大学の時にまず言われたのは

「外国語の能力の9割は母国語の能力である」

ということでした。

論理的に考えたり、相手の言うことをじっくり聞いて理解したり、相手にわかるように表現を色々と工夫して伝えようとしたりする能力は、まずは母国語においてしっかりと鍛えられるべきである、と言うことなのです。

最近思うのは、中でも「相手の話をきちんと聞いて理解すること」は、意外と難しいんじゃないか、ということです。

以前の仕事では、迂闊な一言や表情で状況が急変することもある、なんて言う場面に居合わせることもあったので、すごいな、と思う上司は大体、相手にまずは気が済むまでしゃべらせ、じっとそれを聞き、要点をとらえてパシッと返す、と言うのがうまい人が多かったような気がします。

一方で、相手がまだしゃべっているのに「私は、私が」と遮って滔々と自分の話をする人、結構出会います。
そういう人を観察してみると、相手が話している間に一生懸命自分が話すことを考えていて、ちゃんと聞いてないんじゃないかな、と思うことが多いです。で、相手の話に出てくる「私のキーワード」に反応してスイッチ入る、みたいな[たらーっ(汗)]

そういう人から出てくる情報は、結構間違っていたりして振り回されます。
でも、違ったみたいですよ、と言っても「あら、じゃあ私、嘘つかれたんだわ」となる…
あるいは「あなたが間違っているんじゃないの?」となる…

小さな、修正可能な"間違い"なら、ちょっとムッとするけど淡々と修正すればいいけれど、これが大きな方向性に関わっている場合… そしてそれに巻き込まれて振り回されてしまった場合…

本当にやるせないです…

私もとても気をつけるようにしています。
そして、周囲にこういう人がいる場合、「まずは最後までしゃべらせて」とはっきり言うことにしました。
これではっとして聞いてくれる人は、まだ大丈夫。
でも、直らないんですかね…

これで、こちらがしゃべってる間上の空になるような人は… どうしましょうねえ…

人の振り見てわがふり直せ。
まずは、私がきちんと人の話を聞ける人になりましょう。


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